沖縄は台風こそ多いものの、気候的には温暖で過ごしやすい地域という印象があります。
地震大国である日本においても、沖縄はその頻度が少なく危険性もあまりないというふうに言われてきました。
ですが最新のデータをもとに研究をしてみたところ、沖縄は必ずしも地震に強い地域というわけではなく、今後震度6以上の地震に見舞われる可能性も本州付近とほとんど変わらない確率として挙げられています。
防衛科学技術研究所にっよる地震動予測地図では、今後30年以内に起きる震度6弱以上の地震が沖縄で起こる可能性は4~16%とされており、これは全国的に見て決して低い数字ではありません。
むしろ日本国内で地震の起こる確率としてみた場合、ランク的には上位半分に入るほどです。

なぜ沖縄に地震が少ないというイメージがついたのかというと、かつて沖縄で大きな地震が起こったという記録は1926年6月29日が最後となっており、以後90年近くにもわたってずっと大きな地震がなく過ごしてきたからです。
それと、やはり観光的なイメージで沖縄=過ごしやすい気候という面を強くアピールしたためかもしれません。
しかし最近の地震研究が進化したことにより、例え沖縄本島で大きな地震が起こった記録がなくとも、同じ地盤としてつながっている地域の影響から考えて今後大きな地震が起こる可能性は十分にあることがわかっています。
さらにより過去のデータを調べてみると、1880年以前からのデータでは震度5相当の揺れを沖縄は4回経験しています。
地震の周期はかなり長いので、いつまた地震が頻発するようになるかはわからないというのが本当のところなのです。

なお東日本大震災のときにはかなり町を大きく破壊することになった津波ですが、過去日本国内を襲った大津波の中でも最大級のものが起こったのはなんと沖縄であるといいます。
沖縄は四方すべてを海に囲まれる島ですから、5m級の津波がきただけでも那覇市内のほとんどが破壊されてしまうと言われています。
過去沖縄を襲った大津波は「明和の大津波」と呼ばれており、1771年4月24日に起こったという記録があります。
これはなんと85.4mにも達する記録的な大津波であったと言われています。
現在の沖縄の気候からはとても想像ができませんが、かつて沖縄の土地には大きな災害が起きていたのだと思うと、現在見られる穏やかな海や自然への見方も少し変わってきてしまいそうですね。