宮古島の雰囲気とは異なるミステリアスなドラマ

今から20年以上前にNHKで放送されたドラマのサザンスコールは、沖縄や東京、京都を舞台にしたミステリアスなドラマです。
当時、デビューしたばかりだった葉月里緒奈さんが主役を演じ、謎が多い女性役を見事に演じきったことで話題になった作品です。
宮古島といえば有名なのが、長い歴史を誇る宮古上布です。
物語では宮古上布に秘められた過去と現在の愛憎劇をミステリアスに描いています。

参考:サザンスコール

登場人物とあらすじについて

宮古島で祖母の下地マムヤと一緒に宮古上布を織っている下地燿子は、ふいに水の中で赤布に包まっている女性の幻想を見て「やっぱり殺されたんだ」と言います。
この助成は燿子の母親でもある下地良江で、燿子が幼い頃に亡くなっているのです。

燿子の師匠である沖間学の妻・八重は那覇のデパートに勤務していますが、燿子が染めて織った宮古上布を持って東京へ向かっていました。
八重は学の反対を押し切って宮古上布で服を作りたいとの一心で、学が東京で仕事をしていた頃の同僚である杉野隆三に会おうとしていました。

八重が持ってきた宮古上布の柄は縞柄でしたが、通常は絣の紺上布です。
実は、燿子が涙で曇ってしまった時に見た宮古島からの風景を表現するために縞柄にしていたのです。
自殺癖があり珍しい宮古上布を作った燿子に対して興味を持った杉野は宮古島へ向かうことになります。

沖縄でかつての同僚だった沖間に再開した杉野は、下地燿子に惚れるなと警告されましたが、どこかミステリアスな雰囲気を持つ燿子に惹かれてしまいます。
杉野と二人きりになった時に燿子は、布の染料などを教える代わりに、自分の師匠である沖間には内緒で東京に連れて行って欲しいとお願いをします。

杉野が東京に戻ると、沖間の元に燿子の祖母マムヤから電話があり、燿子が家出をしたと告げられます。
八重は学が燿子のことで何かを隠していると感じて問い詰め、二人の夫婦関係は冷え込んでしまうことになります。
八重は宮古島に行き、マムヤに会って話をしたところ、燿子が東京から届いた20年前の書留を見つけてしまったと教えてくれます。
その差出人は燿子の母である良江からのものではなくてなんと亡霊からだと言うのです。

燿子を探すために東京へやって来た沖間は、杉野に燿子が来ていないか聞きますが、杉野は否定します。
しかし実際には燿子と一緒に書留が出された保谷に行く約束をしていました。

果たして書留の差出人は良江の亡霊なのか。
燿子が見た幻想の赤い布に包まれて水の中を漂っている良江の姿は何を意味しているのか。
どうして燿子には自殺癖があるのか。
様々な謎が交錯するミステリアスな内容の結末がどうなったのか気になるところです。