沖縄料理のメニューを見ていると、頻繁に「チャンプルー」という文字を目にします。
チャンプルー料理の代表といえば説明をするまでもなく「ゴーヤチャンプルー」ですが、正確には「チャンプルー」とは混ぜて炒めて作るもののことをさしており、ゴーヤの他にもソーメンや麸を入れて作るというレシピも一般的となっています。
沖縄県内の料理店に入ってみると、ゴーヤチャンプルーに次いでよく見かけるメニューとして「豆腐チャンプルー」というものがあります。
豆腐チャンプルーはその名の通り豆腐と野菜、肉類などを一緒に炒める調理方法で、ゴーヤチャンプルーからゴーヤだけがなくなったような感じになります。

豆腐チャンプルーを作る時のポイントとなるのが、使用する豆腐を普通本土で見かけるような木綿豆腐ではなく、しっかりした形の島豆腐を使うようにするということです。
島豆腐は沖縄県内ではよく見かける種類の豆腐ですが、基本的な製造方法が本土の豆腐とは少し違っており「生絞り法」というより密度が濃くなる方法によって作られます。
本土における豆腐は作る時にまず大豆をすりつぶしたあとに水で煮てから漉し、にがりを加えて固めていくという方法をとります。
しかし島豆腐はすりつぶした大豆を先に絞りそこから煮込みを始めます。
そのため生のうちから大豆の成分を閉じ込めるのでタンパク質の含有量が大変に多く、持ったときの重さもかなりずっしりしたものになります。

豆腐チャンプルーに島豆腐を使うことで、チャンプルーにするためにフライパンなどで撹拌をしても崩れにくくキレイに仕上げることができるようになります。
またゴーヤチャンプルーのときにはゴーヤの持つ苦味を豆腐で中和する感じになりますが、ゴーヤが抜けることで豆腐の大豆の風味が際立ち、ボリューム感を感じさせることができる料理になります。
ちなみに豆腐チャンプルーから豆腐を抜いたものを野菜チャンプルーと呼びます。

豆腐チャンプルーの具材として使用する野菜や肉は基本的になんでもよいのですが、一般的に使いやすいとされているのはキャベツやタマネギ、ニンジン、もやしといった食材です。
肉類は豚肉の塊を使ってもいいですし、ランチョンミートを使うとより味が濃い目になるのでお酒のおつまみや白いごはんのおかずとして生きてきます。
豆腐チャンプルーはタンパク質が十分に含まれているので、ダイエット中の人などは肉類をあえて入れず、豆腐のみで食べるというのもありです。