沖縄の文化の入門書にもなる

沖縄の文化や習慣について興味を持たれている方にとっておすすめなのが、マンガ作品である「はいさい新聞文化生活部」です。

こちらはひらまつおさむ画/高津太郎原作の芳文社出版によるコミックで、東京から沖縄に住むことになった一人の青年の目を通して、沖縄独特の習慣などを描いていきます。

目線が東京から来た青年のものであるので、沖縄以外の地域の人からも読みやすく沖縄独特の様子を客観的な目で見ていくことができます。

かなり詳細に観察されているので沖縄をよく知る人にとってもおもしろく、単純に読み物としても楽しんでみることができます。

ストーリーでは、東京で生活する主人公の六郎が就職活動に失敗したことをきっかけに母親の故郷である沖縄に旅行にいくことになり、そこで新聞社の仕事をしていくことになります。

登場する人物たちがとても個性的なのと、全編を通して心のあたたまるエピソードが入れられているので安心して読み進められます。

大人向けのカルチャーコミック

「はいさい新聞文化生活部」は週刊マンガTIMESで連載されていた作品ですが、どちらかというと見て面白いと感じる人は年上の世代の人が多いようです。

就活に失敗してフリーターとして沖縄を訪れるというあたりがかなりリアリティがあるのですが、そこで沖縄の人たちと触れ合うことでそれまでの自分の生き方を振り返るということがかなり共感できます。

相当丁寧に沖縄のことを調べて描写されているので、建物一つにしても沖縄の雰囲気が十分に伝わってきます。

普通沖縄を紹介するマンガや雑誌ではどうしても観光スポットを回るようなことが多くなるのですが、このマンガは沖縄での生活ということに焦点をあてていることが大きな特徴です。

都会から沖縄にあこがれて移住を考える人が多いこの時代ですから、そのためのちょっとした入門書として読んでみるというのもいいのではないでしょうか。