沖縄の離島の学校が舞台のドラマ

「瑠璃の島」は、沖縄の八重山列島にあるとする架空の離島が舞台のドラマです。

ドラマでは鳩海島となっていますが、実際のロケは鳩間島で行われており歩いて一周できるくらいの小さな島の中でさまざまな人間ドラマが繰り広げられました。

放映時期は2005年の4月からで、6月までの約3ヶ月間毎週土曜日の9時から1時間の放送となっていました。

主演は鳴海璃子で、両親からの愛情を受けないまま育った影のある子供の役を演じました。

ストーリーはまず里子を探していた沖縄の老夫婦が主人公藤沢瑠璃(鳴海璃子)を引き取ることから始まります。

鳩海島には小学校がありますが人口減少のために廃校の危機になっており、その存続のために子供を連れて来たかったという思惑があります。

最初は瑠璃は東京の施設から突然沖縄の離島に連れて来られたということもあってなかなか周囲になじめず嘘をついたり迷惑をかけたりということを繰り返しますが、少しずつ周囲の人の暖かさに触れて心を開くようになっていきます。

人情味あふれるドラマが魅力

「瑠璃の島」は全体的にテーマが重く、見ていて切なくなるようなことも多いのですがそうした辛さを周囲の人達の人情で乗り切っていくという姿はとても見ていて心温まります。

特に瑠璃が連れて来られた島で教師をしていた島袋さなえ(小西真奈美)との関係が何度も描かれており、最初は冷たい性格をしていたさなえが次第に熱い気持ちに目覚めていく様子もドラマの見どころです。

役者さんも他に竹野内豊や賀集利樹、井川遥といった人気のある人たちがそろっていて、安心して見ていられる内容になっていました。

ドラマで一番大きなテーマとなっていたのが「親からいらないと言われた子供」と「社会からいらないと言われた大人」のふれあいということで、それが沖縄の離島という東京から見たら全く想像もつかない日本の果てを舞台にすることでとてもうまく演出されていたと言えます。

沖縄ドラマ定番の「おばあ」として吉田妙子が起用されており、やはりとてもいい味を出していたのがとても印象的です。

鳩間島というところ

「瑠璃の島」でロケ地になったことで、鳩間島は沖縄離島でもよく知られる観光スポットになりました。

ドラマで重要な役割をした小学校は実際に存在する沖縄県八重山郡竹富町にある鳩間小中学校でロケをされており、他にも主人公の養父母が営む民宿も実際に営業をしている民宿を使用しました。

ドラマのオープニングには美しい島からの海の風景が使われていましたが、これは屋良浜という場所からの眺めで、非常にキレイな遠景であることから劇中にも何度も登場してきました。

島全体は大変小さく自然に恵まれている他には特にこれといった観光地があるわけではないのですが、島の中心あたりにある鳩間中森の展望台は青い空に大変映える白色をしています。

灯台のすぐ近くには展望台があり、近くにある西表島の様子をみることができます。