自然破壊がテーマの誰もが楽しめる映画

豊かな自然が広がる沖縄ですが、地球温暖化や開発事業の影響によって自然破壊が進んでいる現実があります。
美しい海の代名詞といえるのがサンゴ礁ですが、様々な影響により沖縄の海から減少している現実があります。
この現実を時にはコミカルに、時にはシニカルな内容で描いたのがサンゴレンジャーという映画です。
自然破壊という重たいテーマが背景にありますが、幅広い年齢の方が楽しめる構成になっているのでとても評判が良い映画でした。

参考:映画『サンゴレンジャー』公式サイト

あらすじと登場人物

物語の舞台は青い空と海を楽しめることで多くの観光客が訪れている石垣島です。
島では町長選が繰り広げられていましたが、橋の建設計画を巡って賛成派と反対派で意見が真っ二つに分かれていました。
橋の建設計画を実行すると、美しい自然の代表格であるサンゴ礁が破壊されてしまうことになり、便利な生活と引き換えにして誰もが心を奪われてしまうような美しい自然を失うことになってしまうのです。

ある時、環境省の自然保護官として矢島隆が石垣事務所に赴任してきました。
矢島は若い年齢ながらも正義感に溢れる熱血漢な男で、橋の建設計画にも反対意見を述べていました。
美しいサンゴ礁を守るために、サンゴ防衛レンジャーになることを同僚に高らかと宣言をして周囲の人たちを驚かせます。

矢島とコンビを組む岸谷博人も巻き込む形でサンゴレンジャーのメンバーとして組み込んで、暴走気味ともいえる矢島の破天荒な行動がコミカルタッチに描かれています。
矢島は一見すると岸谷を振り回しているように感じられますが、とても自然に対して熱い思いを抱いていることから、その真意を見抜いた岸谷は徐々に魅了されていくことになります。

小学校教師の島袋リサも教え子達に石垣島の海はとても素晴らしいことやサンゴが大切な存在であることを教えていました。
自分と同じようにサンゴの大切さを伝えようとする矢島の姿に心を打たれて、リサもサンゴレンジャーのメンバーに加わることになりました。

ある日、橋の建設計画に反対する人たちが集会を行った際に、矢島の発言が物議を醸すことになります。
矢島は公務員という立場でありながらも問題のある発言をしたとして賛成派から反感を買って大問題に発展します。
他にも様々なトラブルが発生したことで、更に賛成派と反対派の対立が深まっていくことになり、自然を守りたいという気持ちを強く持っていたサンゴレンジャー達をがっかりさせることになります。

矢島は自然保護官という立場ではなく、一人の人間としてどうしたら自然を守れるのかを考え、ある結論を導き出します。
そしてサンゴレンジャーの仲間と共に、起死回生の行動を行うことになるのです。
この結末は本編をご覧になってお楽しみになることをおすすめします。