誕生の再生の物語を描いたドラマ

沖縄の美しい海と空が舞台になったドラマの「つるかめ助産院」は、小川糸さん原作の小説を基にして製作されNHKで放送されていました。
南の島を訪れた主人公のまりあが、たまたま知りあったつるかめ助産院の鶴田亀子という先生から妊娠の事実を告げられることから物語が始まります。
突然消息を経った夫を探すために南の島を訪れたまりあが、どんな決断をすることになるのか…という内容です。

このドラマが製作されることになったのは、生命の誕生は潮の満ち引きに重なっていることがヒントになっています。
生命の誕生はとても素晴らしいことであり、女性はその偉業を成し遂げることができる偉大な存在であるという事実を謳いあげることが目的としてドラマが製作される背景にあります。
沖縄の美しい光景やキレイな花、美味しそうな料理、三線の澄んだ音色…全ての環境が見るものを癒やしてくれるようなドラマとして描かれています。

命を軽々しく考えるような人が増えている中で、自分は母親から無償の愛を受けて生まれてきたことに感謝するという気持ちを改めて実感することができる内容になっています。

参考:つるかめ助産院~南の島から~

登場人物とあらすじ

主人公のまりあは、東京で美容師をしていましたが合コンで知り合った小野寺達也と結婚することになります。
夫の達也はインテリアデザイナーとして勤務していましたが、まりあとの結婚生活があまりうまくいかないこと、仕事が思い通りに進まないことを理由にして家庭と仕事を投げ出して家出することになります。
夫婦関係がうまくいかなくなった理由は、まりあの生い立ちが影響しており相手に合わせる逃避的な性格が良くなかったようです。
まりあはなかなか本当の自分を相手にさらけ出すことがない性格で、親に対しても自分をさらけ出さないほどの人物でした。

行方不明になってしまった達也を探すために、以前話をしていたハートの形をしている南の島にヒントがあると考えて沖縄のとある島にまりあは向かいます。
そこで出会ったのがつるかめ助産院を開いている鶴田亀子でした。

亀子は東京の病院で助産師として勤務していましたが、自分が理想としている自然分娩とは異なる仕事が多いことに辟易していました。
ある時キャバクラ嬢が中絶費用の代わりとして置いていった宝くじに高額当選し、世界一周旅行の途中に立ち寄った島でひょんなきっかけで助産院を開くことになったのです。

亀子と出会ったまりあは自分が妊娠していることを知りますが、夫が行方不明でたった一人ぼっちで子供を産むことに不安と孤独を感じます。
亀子はまりあに手を差し伸べ、悩んだ結果まりあは子供を島で産む決意をするのです。
自分が母になることを受け止めながら新しい命を育む様子が描かれています。